謹んで新春のご挨拶を申し上げます。
旧年中は日常の業務に加え、全国大会の開催事務局となり、事務所の移転、法人20周年記念式典など、当センターにおきましても激動の年となりましたが、皆様との絆をあらためて意識させていただくことができ、新たな気持ちを以て新春を迎えることができました。これも、皆様からのひとかたならぬご支援のお蔭と存じております。誠にありがとうございます。
発達障がいに関する支援につきましても、障害者基本法の中に正式に位置づけられ、支援体制の発展が望まれていく中、昨年度の東北大震災を教訓とし、災害時における自閉症をはじめとする発達障がい児者の支援体制においても、当センターの発行する発達支援登録書を通して避難体制の整備について検討をすすめているところです。このように発達障害に関する支援課題は広がる一方でありますが、絆を目指した支援ネットワークをすすめていくことで、地域の活性化、そして県民全体の豊かな暮らしを実現できる一如となれるよう、私たちも一層気を引き締めて、努めていきたいと存じておりますので、今後ともご協力をいただけますよう、お願い申し上げます。
皆様のご発展と益々のご健勝をお祈り申し上げます

平成24年1月15日 厚生労働省社会・援護局 障害保健福祉部 障害福祉課 地域移行・障害児支援室 発達障害対策専門官 小林真理子氏が大分県発達障がい者支援センターECOALを視察され、五十嵐康郎理事長(全国自閉症者施設協議会長、日本自閉症協会副会長)を交えて発達障がい児者支援における公的な専門性の確保について、大分県発達障がい者支援専門員養成研修をご紹介させていただき、国レベルでの取り組みに今後発展することへの期待をお伝えしました。

大分県発達障がい者支援センター長 五十嵐猛